「今度の俺の誕生日、シズちゃんが祝ってくれる?」
「・・・楽しみにしとけよ。」
「ふふ、期待してるね。」
そんな約束をしたのが、約3カ月前。
それからずーーーーーっと臨也の誕生日をどう祝おうか考えているのだが・・・・
「なんっも思いつかねえ・・・・」
楽しみにしとけと言った手前、今日まで臨也に何も聞かずにいたけど・・・・さすがにこのままだと埒が明かない。
しかもこのままだと、俺の場合、確実に地雷を踏みそうな気がするんだよな・・・
しょうがねえ、ここは恥も何もかも捨てて正直に臨也に当日何して欲しいか直接聞こう。
と、思った矢先に新羅からメールが来た。・・・・・なんか怒ってるっぽいメールが。
・・・・つうか!誕生日まで臨也を会わせないって、すげえ困るんだが!
試しに電話をしてみた。・・・・・繋がらない。やべえ、まじでやべえ。
こうなったら・・・・
「新羅には悪いが、絶対ェ、当日までに見つけてやる・・・・!」
こうして、いつもと違う俺と臨也の追いかけっこが始まった。
静雄と臨也の七日間