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Drrr!の妄想大爆発ブログ

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07/16

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2012

大分久しぶりですね

えっ、因禁3行ってから更新してないっていうか小説に至っては、臨也お誕生日話から何にも更新してない、えっ、えっ、・・・・

本当サボりっぱなしですいません凪助ですこんばんは!orz
すいません、このところポケモンとか氷菓とかポケモンとかに夢中になってました・・・
あとここ最近の暑さのせいです。←

ってことで本当久しぶりの更新です!
思いついたのは因禁、あっ間違えた静臨の3回目の結婚式←の帰りに思いつきました。
タイトルがすげえ緩い感じですいません・・・・何にも思いつかなかったんだ・・・



ガタンゴトン ガタンゴトン

「やっぱり都心から離れるにつれて、駅と駅の距離が広くなってきてるね。」
「そうだな。山手線はすぐだもんな。」
「人も少なくなってきてるね。っていうかここの車両、もう俺たちしかいないね。」
「ああ・・・そういや、そうだな。」

ただの気まぐれ。
ただの気まぐれで俺とシズちゃんは電車に乗った。
ちなみにここはもう東京ではない。

「うーん・・・田んぼとか畑なんて見てても特に何も面白くないのに、それでもなんとなくずっと見ちゃうのはその景色が新鮮に感じるからかな?」
「そうじゃねえの。あー、やっぱいいよなあ、こういうところで生活すんの。」
「あー・・・シズちゃんこういう自給自足っぽい生活好きそう・・・・・・ぶっ、シズちゃんが腰まげて田植えとか、想像しただけで笑えるね」
「・・・・・・・・うっせ。そういう手前こそ農業とか似合わねえ・・・・つうか、すぐバテてなんの役にも立たなそうだな手前は。」
「うっさい。」

いつもならここで壮絶な喧嘩が始まるところだが、環境がいつもと少し違うからだろうか、今の俺は、いやきっとシズちゃんもそんな気にならなかった。

この気まぐれの発端は、俺だった。
池袋で偶然シズちゃんを見かけるのはよくある事だ。誰かと一緒にいるのを見かけるのも、よくある事。
なのに、急に。唐突に。
シズちゃんが俺じゃない人と笑っているのが、すごく嫌だと思った。同時にすごく不安になった。
もしかしたらそのままあいつらとずっといるようになるんじゃないか
このままあいつらと一緒にいたらその内俺の事必要無くなって、それできっと俺から・・・・・

気付けばシズちゃんを巻き込んで電車に乗っていた。

ガタンゴトン ガタンゴトン

池袋からどんどん離れていくにつれ、自分がだんだん滑稽に思えてきた。
何やってんだろ、俺。
恥ずかしい、バカみたい。恥ずかしい。
皆から遠ざければ、俺と2人きりになれば、シズちゃんは離れないだろうなんてそんなバカな事を思いついたんだろう。
そんな事、できるわけないのに。

「シズちゃん、次の駅で降りて、池袋に戻ろっか。」
「ああ・・・・もういいのか?」
「うん、なんかもう気が済んだ。っていうかもう電車飽きちゃった。」
「ふうん・・・・」

気が済んだ、っていうのかな。ただ今の自分がバカだなあって気付いただけなんだけど。まあシズちゃんには正直に言わないけどね恥ずかしいから。
大丈夫、大丈夫、明日になればこのモヤモヤも無くなってるよ。今だけ今だけ。
そう自分に言い聞かせてる時に、シズちゃんが話しかけてきた。

「なあ、臨也。」
「ん?」
「俺の事おいて、一人でどっかに消えたりすんなよ、頼むから。」
「え・・・」
「今日みたいに、ちゃんと俺も連れてってくれよな」

そんなはぐれない様にしっかり俺の袖掴んで。
すがるような目で俺を見て。

なんてこというの、君は。

「・・・・もー、シズちゃんは時々可愛らしい事言うね!かーわい♪」

からかいながら、俺はシズちゃんに抱きついた。泣きそうなのを見られたくなかった。

「うっせ。つうかこんなんに可愛いも何もねえだろ。・・・おい、ここ電車だぞ。」
「知ってる。」
「誰かに見られてもいいのか」
「だって今この車両にいるの俺等だけじゃん。まあ、シズちゃんが嫌ならすぐにでも離れますけど?」
「んな事一言も言ってねえだろ?」

ぎゅう、とシズちゃんが強めに抱きしめ返してくれた。
誰もいないのを前提に抱きついたように言ったけど、きっと誰かいても、たとえここが池袋で人混みのど真ん中でも、俺はシズちゃんに抱きついていただろう。

「シズちゃん、」
「あ?」
「シズちゃんも、俺の事おいてかないでね。」
「バーカ、ありえねえよ、んな事。」
「うん・・・・」

シズちゃん、ごめん。俺やっぱり歪んでるみたい。


君の温もりよりも、
君の愛の言葉よりも、

君の不安が、弱音が、何よりも安心するなんて


泣き顔と、その歪んだ感情を知ってほしくなくて、俺は暫くシズちゃんの肩から顔を離す事が出来なかった。



これはシリアス・・・?なんか最近謎シリアスが多い気がしますね、すいません・・・
駆け落ちごっこ的な感じでキャッキャッする静臨を書こうと思ったんだけどおかしいな・・・
静雄さんも臨也さんがどっか行っちゃわないか不安でしょうがないんだぜ!っていう設定を押し付けたら謎シリアスになりましたね。

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