おかしいな、津誕を考えてたハズなんだけどな・・・・出来たの話の主人公が日々也とかどういうことだ。
あれだよ、またボカロ曲聞いたら、妄想が膨らんじゃったんだ・・・
ってことで、今回は日々也のお話!元ネタ?は『悪.ノ.娘』です。
・・・あれ、ボカロ曲元にして書くの2回目だけど、2つとも主人公が幸せじゃない話ってどうなの。
誰か妄想が膨らむ、メインの人が幸せになる歌知ってれば教えてください・・・・誰か!!
拍手ありがとうございます!励みになります!!
※派生しか出てきません。
ある国に日々也という名の王子様がいました。
王子に不自由なことなんてなにひとつありませんでした。
「欲しい」といえば何でも手に入り
「いらない」といえばどんなものも、人でさえもきれいになくなりました。
飽き性の彼のそばに居続けていたのはたった一人の執事だけでした。
何もかもが自分の思い通りになり、彼はとても幸せでした。
しかしその幸せは、長く続きませんでした。
その幸せに亀裂を入れたのは、青い国の王子でした。
青い着物を着こなし、優しい目をした彼に、日々也王子は一目惚れをしました。
しかし青い国の王子は、ピンクの国の王子を愛していたので、彼の求婚を断りました。
初めて思い通りにならなかった王子は、激しく怒りました。
「あんな国があるのがいけない。ピンクの国を、王子を消してしまえ。」
王子は執事にそう伝えました。
どうして。どうしてどうして。
日々也王子の頭はそればかり浮かんでいました。
ピンクの国が滅んだ今、自分はずっと幸せだと思っていました。
しかしどうでしょう。
今、王子の他に城の中にいるのは、彼の味方は、執事ただ1人でした。
大臣や兵士達は皆逃げたり、民衆に捕まったりしてしまいました。
ずうっと城の中にいた王子は知りませんでした。
自分の一つ一つの我侭が、民衆にどんな影響があるのか知りませんでした。
自分の我侭が人を傷つけていることに気づいていませんでした。
王子は、無知でした。
「日々也様、こちらのお洋服にお着替えください。その格好でいれば逃げる時ばれないでしょうから。」
そう言って執事が王子に差し出したのは、王子が着たことのない、みすぼらしい服でした。
そしてそれは、王子一人分しか用意されていませんでした。
「執雄、君はどうするの?」
「私はここに残ります。」
「なっ・・・・やだ!僕は君が一緒じゃないと・・・・!」
「私は後から行きます。ひとまずここは私にお任せください。」
「そんな・・・・執雄!待ってるから!絶対来てね!!」
城から追い出された王子だった彼は、物陰でひっそりと彼を待っていましたが、彼はここに来ることはありませんでした。
王子だった少年は外に出て色々な事を知りました。
国中の人々の生活が戦争や王子の我侭によって苦しくなってる事。
その生活が、城の生活とまったく違う事。
全ての元凶は王子ではなく一人の執事になっている事。
その執事の正体が、ピンクの国の第2王子だった事。
外に出てようやく、知りました。
実の兄であるピンクの国の王子殺した罪と、この国の王子を殺し、またその地位を利用した罪により、彼は公開処刑をされる事になりました。
少年はあらゆる人に「自分が王子だ。彼ではなく、自分のせいだ。」と言いましたが、そのみすぼらしい格好と、王子の顔を1度も見たことが無かった国民は、その言葉を信じるはずもなく、
そのまま彼の処刑の日を迎えました。
処刑を止めようと、処刑場に来た少年は愕然としました。
久しぶりに見た彼は、今まで隣にいた綺麗な彼とは違い、身体中傷だらけで、そしてとてもやつれていました。
急いで止めようにも、あまりの人多さになかなか前に進めず、それでも前に進もうと前を見た瞬間、
彼と目が合いました。
少年と目が合うと、彼は城の中にいた時と同じ様に微笑み、一言、
「
迎えにいけなくて、ごめんね。」
それが、彼の最後の一言でした。
処刑が終わって人垣も無くなり、元の広場に戻っても、少年はその場から動く事が出来ませんでした。
流れる涙も止める事も出来ず、ただただ立ち尽くす事しか出来ませんでした。
涙と共に後から後から出てくる後悔は、すべて気づくのが遅すぎました。
もっと早く国を見ていれば
もっと早く事態に気づいていれば
もっと早く彼の正体を知っていれば
もっと早く彼が自分にとってどれだけ大切か自覚していれば
最後の言葉が、「ごめんね。」じゃなかったかも知れないのに。
すべてがすべて、おそすぎました。
・・・・・あれっ、これ長い割には誰が得するん?っていう・・・
久しぶりにデリ日々も妄想した結果がこれだよ!!
俺だって・・・俺だって甘甘のデリ日々書きたいよ!誰か書き方教えてくれよおお!!(どんだけ必死)
PR