なんとか最終話に着きましたー!
この1週間、私のスーパー自己満に付き合っていただき、本当ありがとうございました!
今朝から体調悪くて、今日更新無理かと思ったけど、できて良かった!
そして明日、私は静臨の結婚式に参加してくるぜうっへへ!!
相変わらずぼっちだけどいいんだ!いいんだ!いいんだよ!(言い聞かせ←)
拍手ありがとうございますー励みになります!
お返事は明日必ずいたします!!
「ふざけんじゃねえぞっ・・・・」
全速力で走りながら思わず悪態をついてしまう。
勘違いした臨也になのか勘違いさせた俺になのか、自分でもよく分からない。
でもつかずにはいられなかった。
さっき、新羅によって今の俺が周りにどう思われていたのかを、・・・・臨也が誤解している事をようやく知った。
ああ、最悪だ、最低だ、俺。
目先の事に、自分の事にとらわれ過ぎて、臨也の事をちゃんと見ていなかった自分に腹が立つ。
電車に乗り、その数分の間にここ最近の臨也の様子を思い出そうとした。だけど、なかなか思い出せない。
会ったのは覚えてる。忙しくなったとはいえ、休みの日は必ず会うようにしたから。
なのに、思い出せない。
「覚えてない、ってなんだよ・・・!」
それはつまり、臨也と会う事をおざなりにしてたって事だ。忙しいのを、疲れているのを理由に、臨也の事を後回しに考えてたって事だ。
もしかしたら、臨也はそれもあってそんな噂を信じたのかもしれない。
違うんだ。俺が好きなのは、愛してるのは、結婚をしたいのは臨也だけなんだ。
だから、
「ここ最近、臨也を大事にしてなくて悪かった!でも俺と結婚してくれ!」
ドアをぶっ壊して入ってきたと思ったら、急にプロポーズされました。
・・・いや、まあ、ドアがああなったのは居留守した俺も悪いんだろうけどさ。
いや、そんな事より。
「ドアぶっ壊して何言い出すかと思ったら・・・ああ、もしかして彼女にフられたの?あんなお弁当を毎日作ってもらうほどラブラブだったのに?ああ、それで自棄になってウチまで来たんだ?」
・・・・良かった。普通に話せるまでにはなった。
でもやっぱりまだダメだ。俺はまだシズちゃんの事好きなんだ。だってもう涙が出そうだもの。
それに、自棄だってわかってても今のプロポーズはすごい嬉しかったから。
「それってさー、タイミングが悪かったんじゃないの?ダメだよー、シズちゃん、そういうのはシチュエーションとか色々考え、ない、と、」
あ、ホントにダメだ、もう、泣、
「違う!違うんだ、臨也、聞いてくれ!ちゃんと・・・ちゃんと話すから、今までの事ちゃんと全部話すから、だから、泣かないで、聞いてくれ。」
「俺が1番好きなのは、愛してるのは、結婚したいのは誰なのかをちゃんと話すから。」
シズちゃんらしくなく、すごく優しく俺の目から流れた涙をシズちゃんの指で拭った。
そして真剣な目で、俺を見つめてる。
ここ最近のうつろな目じゃない。ちゃんと、はっきりと、俺がその眼に写ってる。俺の事を見てる。
「・・・・・・うん」
それなら、もう一度だけ、信じても大丈夫だよね?
++++++++++
恥ずかしい。
すっごい恥ずかしい。
「おい臨也、こっち向けよ。」
「ヤダ!ヤダヤダヤダヤダ絶対イ・ヤ・だ!」
シズちゃんから今までしてきた事を、全部聞いた。
で、結果。
俺はシズちゃんの顔を見れずに、背を向けている。
「なんでだよ、こっち向けよ。」
「ヤダって言ってんだろ!察しろよ!そ、そんな、勝手に勘違いして勝手にショック受けて勝手に落ち込んで、勝手に・・・とにかく!すっごい恥ずかしいんだよ今!!」
「知らねーよそんなの!そんな事よりもっと大事な事あんだろーが!」
「そんっ!?シズちゃんねぇ、・・・はぁ、もういいよ。シズちゃんに空気読めって言う方が馬鹿だったよね、ゴメン。で、何大事な事って。」
恥ずかしいけど、仕方なくシズちゃんの方に向き直す。
う・・・やっぱり恥ずかしくて目が見れない。目を逸らすぐらいいいよ、
ガッ、
ね・・・・・え?
「し、シズちゃん首痛い・・・顔引っ張らないで。」
「手前が俺から目をそらすからだ。ちゃんと目を見て聞け。」
「は、はい・・・・」
はー、久しぶりに痛い目にあった。まだ首が痛い。
文句の一つでも言ってやろうかと思ったけど、シズちゃんの顔があまりにも真面目で、何も言えなくなった。
「臨也、」
「は、はいっ!?」
「あー、そのさっきは勢いで言ったから、いやあれも本気だったけど!でも、全部知ってもらった上で、改めて言うわ。」
「臨也、俺と結婚してください。」
「・・・・・・・・ぶふっ、」
「コラァ!手前、人が真面目にプっ、プロポーズしてんのに、笑うとか何考えてんだ!」
「だ、だって、『臨也』って呼び捨ての後敬語とか・・・!普通敬語で言うなら「さん」とかつけないとおかしいじゃん!」
「うっ、うるせえ!いいだろそこは別に!で、返事は!?」
今度はシズちゃんが真っ赤になった。
もしかしたら笑ってるけど俺も赤くなってるかもしれない。
返事?そんなの決まってるじゃないか!
「シズちゃん!」
「なん、うわっ!?」
「俺、シズちゃんの事こうやって一生離すつもりないからね!覚悟してよ?」
そう言ってシズちゃんの首に回した腕にさらに力を入れる。
そうしたらシズちゃんは、すぐに背中に腕を回してくれ、たぶんだけどしたり顔で、耳元に囁いた。
「上等だコラ。俺だって離すつもりなんかねえからな。手前こそ覚悟しとけ」
流れないように、シズちゃんの肩に力強く顔を埋めた。
って事で完結です!これで、完結だって言い張るよ!
いやーグズグズな長編に最後まで付き合っていただき、本当ありがとうございました!
そして結婚おめでとう静臨!
その後のお話 :
今日からよろしくお願いします。
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