リク小説が中々まとまらないので、以前書いて途中だったものを、引きだして完成させたぜ!
タイトルに関してはもうすいませんとしか言えない・・・
これはまだサンドにはなってませんが、いつか書きたい平和島サンド!
それに続け番長サンドと取り立てサンドとあと・・・(何でもアリか)
拍手ありがとうございまーす!励みになります!!
「ん~~・・・・」
身体だるいし。枕かたいし。ああもう最悪。
・・・・・なのにずっとこの状態でも良いとか思っちゃった自分もっと最悪。
ちくしょう、そんな人の気も知らないでこの男のん気にすやすや寝やがって。
「ばーか。単細胞。死ね。・・・・・・・す」
「うるせえ手前が死ね。」
とシズちゃんはいきなり目を開けた。明らかに今起きた感じではない。
「な!起きてたのかよ!!寝たふりしてたのかよ!サイテー!!」
「手前にだけは言われたくねぇ。・・・・・・おい、臨也」
「何」
「『す』って何言おうとしたんだよ?」
「!!」
・・・ホント最悪この男。何なのニヤニヤしちゃってさ!本当は分かってるくせに!!
「す、」
「す?」
「~~~~~~っ、言わない!」
「何だよ言えよ」
「言えるか、ば
ガチャ
『ただいま・・・』
馬鹿!と言おうとしたら、下から扉が開く音と人の声が聞こえた。
「・・・誰か帰ってきたみたいだけど。」
「みたいだな。」
とんとんとんとん
『兄さん?いるの?』
今度は人の声と、階段を上る音。
「・・・幽君だね。」
「幽だな。」
「階段上ってるね。」
「上ってるな。」
「「・・・・・・・・・・・・」」
「ちょっと!のんびりオウム返ししてないでよ!ホラちゃっちゃっと服着て!!」
「別にこのままでも大丈夫じゃね?あいつ俺等のこと知ってるし。」
「知ってんのかよ!つうか問題そこじゃないし!この格好のままだとふしだらな兄と思われるんだよ!いいの!?」
「それはダメだ」
そう言った途端、シズちゃんは早々と着替え始めた。
・・・この野郎、弟の事になると途端に態度変えやがって。ムカつくけど、俺もそんな事言ってる場合じゃなっ
「~~~~!!」
「おい、何してんだ。」
「うっ・・・さい!誰かさんのおかげで動けないの!!」
「あ?・・・ああ、まああれだけヤれ」
「いい!一々口に出さないで!!・・・ちょっとシズちゃん、俺の服取って。」
「あぁ?何で俺が・・・つうか手前、何服脱ぎ散らかしてんだよ。」
「手前が勝手に脱がせて俺の服をあちこちブン投げたんだろうがあああ!」
ちょっと誰かこのブラコンマジなんとかして。
っていうか、俺の事に関してだけ自分に全く非が無いとか思ってるそのジャイアニズムをどうにかして。
そんな事を言ってる間に
コンコン
『兄さん開けるよ?』
「やべ、とりあえずお前寝とけ。服も中に突っ込んどくぞ。」
「え、わぶっ!?」
「おう、いいぞ。」
ちょ、強い!裸の俺をベッドに隠すのはいいとしても、押さえつけられてんの片手だけなのに全然身動き取れないってどういうことなの!?
「入るよ・・・ああ、やっぱり臨也さんが来てたんだね・・・臨也さん具合悪いの?」
「ああ、ちょっと体調悪いみてえだ。」
「!!う、うん、ちょっと立ち眩みしちゃって・・・」
「え、大丈夫ですか?」
「うん、少し横になってれば楽になるから・・・ごめんね、幽君にも心配かけて」
す・・・すげえええ、シズちゃんにしてはなんという機転の良さ!
さすがにそんな真面目に心配してくれる幽君見ると俺の良心もちょい痛むけど(シズちゃんに至ってはもう幽君の目を見れないほど痛んでるらしい)、この場合はしょうがないもんね!幽君の為でもあるもんね!
「あ・・・・・・兄さん何にも出してないじゃない。臨也さん、俺何か飲み物持ってきますね。」
「あ?お前がわざわざこいつにそんな気ィ使わなく
「わあ本当!?ありがとう幽君!じゃあ遠慮なく幽君に甘えさせてもらうね!」
「あ゛ぁ!?」
(テッメ、幽に余計な気ィ使わすんじゃねえよ!)
(シズちゃんこそバッカじゃないの!言い方悪いけど、早くココから幽君追い出さないと、ずっと俺このまんまなんだからね!?)
(!そ、そうだよな・・・)
<以上、アイコンタクトでお送りしました。>
「わ、悪い幽、俺こいつ見てなくちゃいけないから、何か持ってきてやってくれないか・・・」
「おっ・・・ね、がい、し、ます・・・」
ちょっ、いたいいたいいたいいたい!!
俺を押さえつけるのにそんな力いらねえだろーがよ!!
早く、幽君早くこの部屋から出て!俺このままじゃここで死ぬよ!?
「うん。じゃあ、今何か暖かいもの持ってきますね、臨也さん。・・・あ、そうだ。」
幽君はそう言って、出て行くのかと思ったら、
足元にあった物を拾い上げ・・・・・って、それ
「臨也さん、せめてパンツは履いた方が良いと思いますよ。」
じゃあ、お茶持ってきますね。
と、いつもの無表情で俺に俺のパンツを渡すと、何事も無かったように下に降りて行った。
幽君がいつも通りな分、気まずくなるのは俺達な訳で。
「し・・・・シズ、ちゃん?」
「・・・・・れ」
「へ?」
「臨也君よぉ、今日はもちろん泊まっていくよなあ?つうか泊まれ。別にいいよな、もう幽にはバレてるんだから。っつう事で今からシます。」
「い、いやいやいや!今日はもう無理だから!さっきまで散々シたじゃんか!ちょっと落ち着こうよシズちゃん!さっきの幽君の普通っぷりには俺も吃驚したけど、その動揺を俺にぶつけるのは良くない!実に良くない!!」
「バカヤロウ、俺がそ、そんな事で動揺とかするわけねえだろうが!アレだ、なんならここに幽を混ぜてもいいくr」
「シズちゃんマジ落ち着いてえええ!!すげえとんでもない事言ってるよ!」
「うるせえ、いいからすんぞ!」
「ええ、ちょっ、まっ、アッー!!」
シズちゃんを必死で抵抗してた(まあ結局は敵わなかったけど)俺は、
「ふうん、俺混ざってもいいんだ・・・・今度兄さんに言ってみよう。」
とそんな恐ろしい事をドアの向こうで幽君が呟いてたなんて知る由も無かった。
なんかフラグ立ててるっぽいけど、続かないよ!
なんとなく甘い感じからギャグっぽいのにしたかったんだ・・・
PR