TVで流れてた猫動画に超萌えた。可愛いよねこ!犬はもっと可愛い!!(←犬派)
小説、波+臨になってるのかイマイチ自信が無い←
まー波臨でもいいんですけどね!静雄の真の敵はドタチンじゃなくて波江さんだと思います。
くるくる
くるくる
くるくる
「アナタ、そんだけ回っててよく酔わないわね。」
「うん・・・・」
「・・・今は平気でも止めたときキツイわよ。」
「うん・・・・」
「・・・・・・・」
おかしい。
イスに座ってずっと回ってるというのもおかしいのだが、1番おかしいのは、あの折原臨也の口数がいつもより極端に少ない事だ。
さっきから「うん」しか言っていない。嫌だわ、雪や槍が降ってくるのも嫌だけれど、黙ってるアイツ自体が嫌。なんだか気持ちが悪い。
・・・・喋っても黙っても人を苛つかせるってある意味凄いわね。
気持ちが悪いっていうのもあるが、それよりもまずこの溜まってきている仕事をどうにかしたい。
そのためには・・・こうなった原因をハッキリさせないと。
臨也を動揺させるなんてできるのはせいぜい新しい情報か───
「平和島静雄。」
「うっ、え!?」
いきなり当たったみたいね。
「じゃあ、彼と何があったのか話してもらいましょうか?」
「え・・え~?べ、つにシズちゃんとは何にもn」
「話しなさい。全部。全て。」
「・・・・・・・・・・・・・・・はぁい。」
「────つまり、あなたは昨日酷い目にあいそうな所を静雄に助けられて、そして何故だか静雄に抱きついてしまい、しかも静雄の方も抱きしめて返してくれて、それがすごく心地良かったっていうことなのね?」
「こっ、心地良かったなんて誰も言ってない!!ただ、なんで俺自身がそんな事しちゃったんだろうって考えてたの!だってあのシズちゃんだよ!?いくらた・・・すけてもらったからって、シズちゃん相手に何しちゃってんの昨日の俺!?・・・って考えてたの。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
何かもうそれって漫画とかドラマとかでありそうな展開よね・・・。
酷い目・・・の事も気になったけど、それはあとで説教するとして。
っていうかそんな結構ベタな展開に気づいてない臨也もどうなのかしら。
ここはあえて教えてあげた方が良いわよね。
「ねえ、あなた今静雄の事どう思ってるの?」
「え?うーん、今、は・・・・・・~~~~むむむ無理!今シ、ズちゃんの事考えると昨日の事が同時に思い出しちゃって、恥ずかしくなちゃって、何にも考えらんない!!」
そう言って臨也は真っ赤になった顔を両手で隠した。
それがなんだか─────
「・・・・・・安心したから、でしょ。」
「え?」
「だから、酷い目にあいそうで、不安になってた所を嫌いとはいえ、知り合いに助けられた。それで安心してつい、よ。」
「・・・・つい、ですか。」
「そうよ。例えば迷子になった時に知り合いに会うと安心するでしょ?それと同じよ。・・・・それにあの人、無駄に正義感強そうだから、あなたと違って脅したりしてこないでしょうから、気にしなくてもいいんじゃないの?」
「・・・なんか最後気になったけど、そっか!昨日のことは別に気にしなくてもいいんだね!俺が変なわけじゃないんだね!ありがとう波江!おかげでスッキリした!!」
「別に、大したことじゃないわ。」
・・・・嫌だわ、どうしちゃったのかしら私。
さっきの臨也の照れた顔をあの男にも見せると思ったら、なんだか癪に障った。
何かしら、独占欲?でも、誠二に対してとはまた違うのよね・・・異性、というより───子供?
・・・って事は私保護者なのかしら、臨也の。
「よし、解決した事だし、仕事に集中しよう!」
「その前に聞きたいのだけれど。」
「?何?」
「どうして『酷い目』にあいそうになったのかしら?」
「!!そ、れは・・・えーっと・・・」
「それをしっかり聞かせてもらって、言いたい事言ったら、仕事再開するわ。」
「う・・・・・・・・・はぁい。」
そう言ってしょげる臨也を見れるのは私だけだと思うと、それも悪くないと思った。
ドタチンと波江さんは臨也の保護者だって信じてる。←
静雄は静雄でドタチンにフラグへし折られてたらいいよ!!
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