明日は晴れがいい。

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ある夜、うぜえ酔っぱらいに絡まれた。

「あー！しうちゃんだー！なーにしてんの？」

う　ぜ　え
間違えた。こいつの場合、酔っぱらい云々の前にこいつ自体の、この存在自体がうざかった。

「池袋には来んじゃねえって何回言われれば気ィ済むのかなあ？いーざーやーくん？」
「ん～？今日はれえ、四木さんがごはんつれてってくれました！」
「聞いてねえよ。」

ノミ蟲の野郎・・・ガチで酔ってやがる。
つうかこの状態で今までフラフラ歩いてたのかよ！飯食ってたのかよ！！
チッ・・・・イライラすんな！

「それでねえ、四木さんにすすめられてねえ、いっぱいお酒のんれねえ、それでしうちゃんをみつけましたあ！！」
「だから聞いてねえよ！あと訳わかんねえし！つうかそんな酔っぱらってんならその『しきさん』って奴に送ってもらえりゃ良かっただろーが！」
「らめらよ～しきさんはお得意しゃまらから、そんなごめーわくかけれませしぇーん！」
「うぜえ！その分俺に迷惑がかかってんだよ！」
「むぅ、しうちゃんにらってめーわくかけましぇん！らっておれ、しゅてきれむてきなじょーほ－やしゃんらから、一人でかえれましゅ！」
「さっきよりも酔いが酷くなってんじゃねーか・・・～～～っあ゛ーーーー！オラッ！早く行くぞ！送ってやっから！」
「なんれ？」
「何でって・・・・・・・・て、手前に池袋から早く出てってほしいからに決まってんだろ！」

そうだ！それが理由に決まってんだろ！し、心配とか死んでもねえよ！あるわけねえよ！！

「・・・・おら、歩けるか？」
「・・・・わーい！しうちゃんがやっさしーい！」
「なっ、馬鹿！きっ、急に抱きつくな！！」
「やさしいしうちゃんにはごほーびあげまーしゅ！」

ちゅ


・・・・・・・・・な、

「あ、いたいた！門田君、臨也いたよー！」
「っ！？し、新羅・・・」

え、もしかして見られた！？

「あーーーー！待って待って静雄！今は殴らないであげて！今の臨也酔っぱらってるから！殴るなら酔いが冷めてからにしてあげて！」
「あ？・・・・・・あぁ」

見られて、ない？・・・・・チッ、なんだ。・・・・・・・ん？なんだ、って何だ？

「あれえ、しんらら～！ろおしたの？」
「わあ、予想以上にベロベロだね臨也。さっき偶然四木さんに会ってね。君に酒しこたま飲ませて、しかも一人で帰えらせたって聞いてからさ。」
「しんぱいしれくれたの？わーい！ありあとーしんら！」

ちゅ！

な・・・・・

「んっ！ちょっと臨也！もー酔ったら誰彼構わずキスするの止めなよね！だから心配してしてたんだよ～」
「えー、らめえ？」
「ダメに決まってんでしょ！ほら今日はもうウチに泊ま・・・・静雄？」

・・・・・・・へえー、臨也君は酔うとキス魔になんのか。
誰彼構わずやんのか。
だからアレは別に俺だから、とかじゃ無かったのか。

へえー・・・・

・・・・・・・・・・・・・

「新羅ァ」
「なっ、何だい！？」
「とりあえず今は殴ってやらないでやるよ・・・その代わり明日以降は思う存分殴っていいって事だよなあ！？」
「へ？あー・・・うん、そうなる、かな？」
「そうか・・・じゃあそこのノミ蟲に言っとけ、明日絶対ぶっ殺すからな！！ってよ！」
「は・・・はーーい。」

たぶん今日は新羅の家に泊まるんだろう。
だったら朝一番に殺しに行ってやんよ！

誰彼構わず、しかも人に断りも無く、キス・・そっ、それも口にする奴なんか、殺したって問題ねえよなあ！？




「うわ、マジでベロベロに酔っぱらってんなあ、臨也。」
「たぶん四木さん達と別れてから緊張の糸が切れて、急に酔いが回ってきたんだと思うよ。」
「んぅ？どたちん・・・？・・・おんぶ。」
「・・・・ったく。ホラ。あ、お前またキスは止めろよ。何にもすんなよ。」
「ぶー、しうちゃんはよろこんれくれたのにー」
「・・・・・え、臨也まさか、静雄に・・・・・したの？」
「うん！」
「・・・・・・・・・門田君、君の家に、」
「断る。」
「うわああん！なんてことしてくれたんだい臨也！それ完全に家崩壊フラグじゃないかあ！！だからいっつも言ってるだろ！誰彼構わずキスすんの止めろって！たとえそれが『頬』限定でも誤解やら何やら色々招くんだからね！？」
「すー・・・」
「寝んなよおおお！！」
「うおっ、岸谷引っ張んな！臨也落ちる！」
「もう落としてしまえこんな奴！」

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超中途半端な感じで終わるよ！←
ベロンベロンになるとキス魔になる臨也を書きたかっただけなんだ・・・
当然臨也は覚えて・・・・あれ、これあえて覚えてた方が萌える？