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明日は晴れがいい。

Drrr!の妄想大爆発ブログ

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完全に可哀相


日々也乱入編・・・書いたはいいが、デリ日々が果たして成り立つのかどうなのか、・・・っていうね←
もうしょうがない。すいませんが、デリックは他の神サイト様で幸せになってください。(投げた)

あっ、そうそう。
前回の記事に静雄誕生日会が含まれてませんでしたが、ちゃんとお祝いしますよ!
ただ純粋に書き忘れただけなんです!(それが酷い)
ちゃんと静臨でお祝いする気満々なんだから・・・・!とここで言っておかないとね!!忘れちゃうから!←



それは臨也さんにおつかいを頼まれた帰り道のこと。


「ぶっ!んだコレ・・・帽子?」

帽子が顔面に直撃した。たぶん今の強風で飛ばされてきたんだろう。飛んできた方向を見たら、人がいた。
いた、けど・・・見た瞬間、帽子の事なんてすっかり忘れてしまった。

「・・・・・臨也、さん?いやサイケ?」

目の前にいたのは、この間サイケと一緒に観たお伽話の王子様みたいな格好をした臨也さん・・・・とサイケにそっくりな奴がいた。
キョロキョロ見回して何探してるんだろう。とりあえず近づいてみる。ちなみに、相手はまだ俺に気づいていない。
しかし・・・見れば見るほど似てる。似てる、けど。
近づくにつれ、湧いてくる違和感。
アレは・・・あいつは、臨也さんでも、ましてやサイケでもない。

こいつ・・・誰だ?

「おい、」
「ひゃっ!?あっ、し・・・!あれ、違・・う?あの、すいません。あなたのお名前伺ってもよろしいですか?」

確定。こいつは臨也さんでもサイケでもない。2人ともこんなかしこまった言葉遣いなんかしない。

「?あの・・・?」
「あ、ああ、悪い。あんたが俺の知ってる人にそっくりだったからよ。俺、デリックっていうんだ。あんたは?」
「あっ、僕日々也って言います。僕の方こそ名も名乗らずに、あなたのお名前伺うなんて不躾でしたよね。すいません・・・」
「・・・・・・・・・・・・」
「デリック、さん?」
「・・・・あ、ああ、いや気にすんな!俺だって、あんたに初っ端からこんな態度とってんだし、そんな気ィ遣うなよ!」
「!ありがとうございます。」

いやあ・・・いくら2人に似てるからって、さすがに初対面の奴に、「敬語使うお前の顔にどきどきした」とか言えねえよな。
しかしホントそっくりだよな・・・まあ、この似具合からして、絶対日々也も俺等の同類なんだろうけど。
でも敬語も中々ヤバかったけど、今の「ありがとうございます」の笑顔もヤバイだろ・・・・!

よし、決めた。俺、こいつと仲良くなろう。イイ関係になろう。

「なあ、日々也はさっきから何を探してるんだ?手伝ってやるよ。」
「えっ!そんなご迷惑・・・」
「大丈夫だって!俺自身の用事は済んでるからよ!」
「ありがとうございます!あの、帽子なんですけど・・・」

帽子?帽子ってどっかで見た・・・・・・あ!

「もしかして、コレか?日々也がいた方向から飛んできたんだけど・・・」
「あっ!そっ、そうです!それです!見つかって良かった・・・」
「大事な帽子なのか?」
「はい!ご主人様に貰った帽子なんです!外出るときは、これを被りなさいって言われて。」
「あー・・・そうだな。」

なにせ、本家本元があれだけ有名じゃあな。被った方がお互いの為に正解だと思う。・・・服装的な意味も含めて。
にしても・・・日々也のご主人様って誰なんだ?臨也さんモデルって事は、臨也さんを知ってる・・・って、あの人、色んな意味で有名だからなあ・・・まるで見当がつかない。

「なあ、日々也は今日ご主人様と来たのか?」
「いえ、今日はご主人様じゃなくて、もう1体、別のアンドロイドと来たんです。でもこの帽子追っかけたらはぐれちゃって・・・あ、でも大丈夫です!僕にはついてないけど、向こうには僕を探すセンサーが付いているので、ここで大人しくしてれば来てくれ───」


「日々也様!」


日々也がそう言い切る前に、少し離れた所から日々也を呼ぶ声がした。・・・っていうか、様?ああ、王子様の格好してるからな。
声をした方を見れば、そこには男が・・・1体。
帽子を被っていて顔は見えない。けど、あの格好は・・・何だ?執事?

「あっ!し、」
「日々也様、予定していた時間より大幅に遅れています!すぐに帰りますよ!」
「わ、わかった!今行く!じゃあデリックさん、一緒にいてくれてありがとうございました!」
「え、あ、ちょっ、待てって!」

とっさに日々也の腕を掴む。
・・・・ハズだったのだが、ホンの少し腕を伸ばすのが遅かったのか、掴む事ができず、ただ空を切っただけだった。
日々也は向こうに行った後、またこっちを向いて深々とお辞儀をした。
・・・・・・そんなのされたらこっちは手を振るしかねえじゃねえか!!

2人の背中を少しだけ見送って、俺も臨也ん家の方向に歩き出した。

・・・・いや、うん、そりゃあ顔があの顔だったからな、可愛いと思うのは当たり前だ。
敬語にどきどきしたのも2人があのタイプじゃなかったからだよな、うん。

だからあんな奴、帰ったらすぐ忘れるし!!


───1週間後───

「え?おつかい?今日は特に無いけど・・・」
「・・・・そうか。」
「どうしたの?最近おつかいにやたら行きたがってるけど・・・外行きたいなら少しなら出ていいんだよ?」
「なっ、べっ、別に会いたっ・・・外に行きたいわけじゃねえよバーカ!」
「ばっ・・・!こらあデリック!何その言葉遣いは!謝って!今すぐ謝って!土下座して!!」
「2人ともけんかしちゃだめええええ!!」



この後ちゃんとデリ雄は土下座しますよ。トイレ掃除もします。←
っていうか完全に子供同士の言い合いである。
そしてデリ日々のキャラが完全に行方不明な件←
なにがビックリって、日々也のキャラが予想以上に大人しくなっちゃったっていうね・・・!

あとなんか補足的な↓


「し・・・静!ごめんね、勝手にいなくなって。あのね、帽子がね、」
「・・・・ご主人様との約束、覚えてますか?」
「あ、う・・・・『外の者達とは極力話さないこと』」
「『特に』?」
「と・・・特に・・・『僕達とそっくりな人とは絶対話しちゃダメ』」
「どうして?」
「し・・・真一様の素性が『情報屋』にバレてしまうかもしれない、から・・・・・どうしよう静、もう僕、外出ちゃダメって言われるかな?それどころか・・・し、真一様に嫌われちゃうかな!?」
「・・・・・今回だけ、今日あった事を見逃してあげますよ。真一様にも言わないであげます。」
「本当!?ありがとう静!!」
「さ、真一様が心配するといけませんから、さっさと帰りますよ」
「うん!」

(次回からは二度とこんな事にならないようにしなくては・・・あいつにはもう絶対会わせてはいけない気がする)
(またデリックさんとお話したい、って言ったら・・・さすがに静も怒っちゃうよね・・?)

++++++++
日々也のご主人様は九十九屋!
と最初に考えた私なんなの。九十九屋書いたこと無いのに←
あとデリ→←日々って事よりそっちを伝えたかったのは内緒です、←
あ、あと静、は言わずもがな執事静雄です。

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