ようやく5万打記念企画一覧を作りました!
「オイコラ、リクエストしてやったのに無えんだけど」という記入漏れとか、
「やっぱり変えたいんだけど」など何かありましたら、すいませんがコメント、または拍手にて連絡をお願いします!
拍手ありがとうございますー!励みになります!!
で、今日はフリリクとは別の企画の話です!
これはランキングの下位から書いていこうと思っています。
これで・・・余計に年内完遂から遠のくっていうね←
でもアンケートに協力していただいたお礼を何もしていなかったので、これが投票してくださった方1人でも読んでくださったら満足です。^^
今日は帝人編です!
「あ、静雄さん。こんにちは。」
珍しく仕事が夕方に終わったある日、来良の制服を着たガキに声をかけられた。
・・・というか、こいつ前に会ったことあるな。確か新羅の家でだよな・・・・?
「あ・・・・・っと悪ぃ、名前、」
「竜ヶ峰です。竜ヶ峰帝人。その節はどうも。」
ああ、そうだ。エアコンみたいな名前だったんだよな確か。
・・・ん?どうも、って俺あの時こいつに何にもしてない気が・・・でもそう言われたからには返したほうがいいよな。
「え、あ、ああ、こちら・・・こそ?まあ、いいや。竜ヶ峰な、よし覚えた。」
「はは、ありがとうございます。あ、あともう1つ覚えていてほしい事があるんですけど。」
「?何だよ」
「僕、臨也さんが好きです。」
と奴はさっきと同じ笑顔を崩さずに、簡単にそう言った。
「は、」
「それだけです。じゃあ、」
「お・・・おい!ちょっと待て。」
「?何か?」
「その・・・何で俺に言う?」
他にも言いたいことがあったが・・・とりあえずそこから聞いてみることにした。
「え?うーん・・・・・さぁ?」
「・・・・・・・・・」
あ、コイツ。
直感。たぶんそれがピッタリだと思う。
根拠は、無い。だけど確実だと思った。
「自分でもよく分かりませんけど、なんとなく言いたかったんです。」
「嘘つけ。手前・・・・全部分かってて言ってるだろう。」
俺が臨也をどう思っているのか。
俺と臨也がどんな関係なのか。
こいつは全部知ってる。
「ええ、知ってますよ?・・・・・・じゃなきゃあなたにそんな事言う必要が無いでしょう?」
「何だよ、宣戦布告、ってヤツか?」
「うーん、別にそういうわけじゃないんですけどね。言っておくのが礼儀かな、と思ったんで。」
・・・・なんだコイツの余裕。なんかすげえ腹立つな。つか、礼儀って、なんかそれ
「っは、まるで今から奪うような言い方だな。」
「ええ、そのつもりですけど?」
「・・・・・簡単に渡すかよ」
「でもこの先誰がどうなるかなんて誰にも分かりませんよね?」
そう言った瞬間、奴の雰囲気が今までと全然違う雰囲気になった。
しかしそれは一瞬だけで、またすぐさっきまでの『竜ヶ峰帝人』に戻った。
「ま、とりあえず言いたいのはそれだけなんで。じゃあ、僕はこれで。」
まるで今までの話が単なる世間話だったかのように、奴は俺に別れを告げた。
・・・・あいつ・・・・何か気にくわねえな。
そんな奴の背中を見送る気になれず、俺もすぐにあいつに背を向け帰りだした。
「あなたに臨也さんは勿体ないですよ。静雄さん。」
あの人の思想を理解できるのはきっと俺だけ。
ってことで第1弾は帝人編でした!
帝臨の帝人は出会いが出会いなだけに、信仰心に限りなく近い恋愛感情なんじゃないかと思ってます。
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