あき様に捧げます!
後編も前編同様、色々好き勝手に妄想してしまいました・・・楽しすぎて(反省をしろ)
人間には嫌われているが、何故か異常に機械に好かれ、アンドロイド達(サイケや津軽、デリック達ジャケット組)に溺愛される臨也。それを見てもやもやする人間達
取引時間にギリギリ間に合い、取引もスムーズに終わり、あとは家にさっさと帰るだけだ
が、すんなり自分の思惑通りにいかないのが池袋な訳で。
「いーざや♪」
「・・・・・悪いけど、ほんッとに今急いでるの。だから君と話してる暇ないんだよ、ダイヤ。」
あー・・・よりによってアンドロイドの中で1番性質の悪い奴に会った。
主人がアレなだけあって、結構こいつもややこしいんだよなあ。
「何で?だってもう夕方だよ?もう皆帰る時間でしょ?だから臨也もあと帰るだけなんでしょ?じゃあいいじゃない!」
「いや、皆が皆、夕方=帰るじゃないから。まあ確かに俺は、今日はもう帰るだけだけど・・・でも急いで帰らなくちゃいけないの!だから早く手離して。」
「えー・・・あ、じゃあ僕が臨也を家まで送ってってあげる!それでいいでしょ?」
「いや、大丈夫。今日は本当に大丈夫!!だから君は新羅と早く帰りな!」
「新羅には電話すればいいよ!大丈夫だよ、僕、新羅に結構信頼されてるし。ねー。いいでしょ~?」
・・・これだ。いわゆる、ああ言えば、こう言う。ってやつ。
たぶん、彼等の中では1番頭がいいって事なんだろうけど・・・・その分こういう時性質が悪い。
ここで急いでる理由をポロッと言っちゃたら、もう完全に面倒くさいことになるのは必至。
ああもう早く新羅探しに来いよ!!
「こーら、ダイヤ。臨也が困ってるでしょ。我侭言わないの。」
「あっ、新羅!」
「・・・もう、来るの遅いよ。」
・・・・助かった。ったく、今日はツイてるのかツイてないのかイマイチ分かんない日だな。
「それに、臨也といたら絶対変な事吹き込まれるに決まってるんだから、長時間2人きりでいたらダメだよって言ってるじゃないか。」
「そんなこと、」
「あはは、それ新羅に1番言われたくないなあ。」
はははは、とお互い笑顔だけど、雰囲気が微妙なのはいつものことだ。
そんなことより、今は早く迎えに行かないと。
「じゃあね、新羅。」
「ああ、またね、臨也。」
「臨也ばいばーい♪」
「・・・・じゃーね」
「もう、新羅の意地悪!妬くのはのはセルティだけにしてよね!!」
「・・・ちょっと、ダイヤ、急に何言ってんの。荒唐無稽にも程があるよ。」
「こ・・・!そんなことない、本当の事じゃん!だって臨也が新羅ん家に来たらずーっと2人で喋ってるじゃないか!」
「そんなこと!・・・・ない、よ・・・うん。ないよ!」
「あっ、セルティー!おかえりー!!」
「ちょっ、ダイヤ、話聞いて!?」
もう、だったら「長時間『2人きり』でいるな」とか言わないでよね!
++++++++++
今日はツイてるのかいないのか。
正解は、ツイてない。
「いーーざーーやーーくーーん?こいつ等をセットで連れてくんなって言っただろうがよ!!」
目の前にいる男、シズちゃんが両手に掴んでいるのは、サイケとデリック。
ああ、1番見つけて欲しくない奴に見つかっちゃったのね・・・。
「これは不可抗力・・・って言ってもどうせ無駄なんだろうねえ・・・」
「たりめーだ、手前の言い訳なんか信用できるかっつーの!」
俺だって1人ならともかく2人セットで連れてきたくなかったさ。でも「連れて行かないと勝手に行っちゃうからね!」って爆弾発言されたら、連れてくるしかないじゃないか!!
でもさすがに取引現場に連れて行きたくなかったから公園でお互い『離れた』ベンチに座って待ってて、って言ったのに・・・・これは完全に約束破ったな。
「あっ、いざやくん!シズちゃん、はーなーしーてー!」
「なあ、臨也が帰ってきたからもういいだろ。もう黙って新宿帰るんだから離せよ。つうか何で静雄が怒んだよ。」
「・・・手前らが池袋に一緒にいると俺とノミ蟲が仲良くなったって変な噂立つからだよ!!」
「「そうなの?いざや(くん)」」
「・・・・・そうだよ。」
そうなのだ。以前、この2人を池袋に連れてきたら、後日そんなふざけた噂を流されたのだ。だから連れていくたくない、
って・・・前に言った気がするんだけどね・・・・・・・まあ、厳密に言えば彼等だけのせいじゃなくて、
「静雄、用事終わっ・・・あっ、臨也!来てたのか!!サイケとデリックも!」
「・・・・津軽」
やたら俺に寄って来るこいつのせいでもあるんだけど。
「あっ、つがるー!ひさしぶりー!」
「よう。なあお前のご主人様どうにかしてくれよ。腕離してくんねえんだけど。」
「?臨也、どうして2人は静雄に捕まってるんだ?っていうか何で怒ってるんだ?」
「・・・・たぶん、2人で遊んでるところをシズちゃんが偶然目撃しちゃったんだろうね。それでキレてるんでしょシズちゃんは。」
「えっ・・・・臨也大丈夫だったか!?静雄に何か投げられて怪我とかしてないか!?」
「はっ?あ、うん・・まだ何もされてないけど。」
うわー・・・いつも思うけど、津軽に、っていうかデリックもだけど、シズちゃんそっくりの彼等に心配されるとなんか、・・・・なんか、なぁ。
「お・・・オラァ、津軽!お前はそいつに近づくなって何度も言ってるだろが!!」
「あーもう、うるさいよシズちゃん。もう俺達帰るから。腕離してやって。」
「あ゛ぁ!?まだ話終わって、」
「このまま俺等がいつも通りに殺し合いおっ始めたら、この2人また遊びだすけど。で、また噂広まるけど。それでもいいの?」
「チッ・・・・」
と、シズちゃんはしぶしぶサイケ達の腕を離た。
あは、これだから単細胞は扱いやすくて困るよねえ~。
「ホラ、2人とも帰るよ~。」
「はーい!」
「臨也、俺また池袋来たい。」
「おれもー!」
「・・・君達しばらく外出禁止ね」
「「ええー!何で!?」」
「何でって・・・あ、じゃあね、津軽。」
「!お、おう!またな!」
さて、2人に帰ったらどんな罰を与えようかな~。
「あー、胸クソ気分悪ィ・・・おい津軽!俺等もさっさと帰るぞ!」
「あ、うん・・・なあ、静雄、・・・」
「?何だよ?」
「・・・・いや、何でもない。」
「?変な奴・・・」
お前『は』近づくな
って言ったから、じゃあ静雄はいいのか?って思ったけど、機嫌悪いから今は言わないでおこう。
後半が異様に長くなってしまった件。
ひいい、あき様すいません・・・!楽しさに走ってしまいました・・・!←
派生キャラいっぱい書けて楽しかったです!ダイヤとか調子こいてすいませんでした・・・好奇心で書きました←
リクエストありがとうございました!!
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