クリスマス話が出来たのが、当日の午後ってどういうことなの・・・・
いや、昨日あげるつもりではいたんだ!でも昨日はガッツリ仕事だったり、PCの調子が悪かったりなんだりして昨日は無理だったんだ・・・!
今日の午前中は・・・TVに夢中になってた!←
とにかくメリークリスマス!!
12月24日、クリスマス・イブ。
この日を楽しみにしていたのはこの恋人達も例外ではなかったようです。
───某情報屋の助手、Nさんの証言
ああ、そういえば12月入ってからすでにもう浮れててウザさに磨きがかかってたわね。
でも、クリスマスが近づくにつれ、あいつ段々挙動不審になっていったわね。ウザさは相変わらずだったけど。理由?知らないわよそんなの。だって興味ないもの。
ウザい、って言えばあいつの彼だけあって、彼も結構イラッとするわね。この間初めて会ったけど。
・・・まあ、イラッとしたのはその時の私の気分が悪かったのもあるんだけど。
いつかって?確か12月の初めだったと思うけど。こっちが仕事中にもかかわらずやってきたのよ。
そこで「アンタ、アイツの欲しい物何か知ってるか?」ってすごい偉そうに聞いてきたのよね。
結局その質問には何にも返さなかったけど。
なぜって、決まってるじゃない。答える気にならなかったからよ。
っていうか大体アイツの事なんて全く興味が無いから知らないし。
あとさっきも言ったけど、その時の私の気分最悪だったのよね。
なぜって・・・その日誠二とあの女がクリスマスの事を話してたのを聞いたからよ!あの女、調子に乗って誠二に「クリスマスも一緒にいましょうね!」とか言い出して・・・!大体あの女、最初から図々しいのよね!誠二の優しさにつけこんで・・・・・・
─30分経過─
ああ、ごめんなさい。つい愚痴っちゃったわ。話戻すわね。
で、その言い方にすごくイラついて、説教してやったわ。
初対面の人にその態度はなんなの?とか、
あなたアイツと同い年なら年上の私に敬語をつけるべきじゃない?とか、
大体、なんの脈絡も無く、突然本題に入るとかどういう神経してるの?とか、色々よ。
え?もちろん正座させたに決まってるじゃない。ああ、ついでにその時丁度帰ってきたアイツも正座させてやったわ。何でって、別に大した理由じゃないわ。ただ私がさせたかっただけ。
中々見物だったわよ?池袋の名物コンビがそろって正座とか。写真に残しておけばよかったって今すごく後悔してるもの。
何よ、別に悪い事じゃないからいいでしょう?それにどうせ、個人の事情で勝手に24・25って2日続けて休みにするんだから。私だってそれぐらいしていいに決まってるでしょ。
───某取り立て屋、Tさんの証言
あー・・・あれは見てて楽しみにしてるんだなってすげえ伝わってきたな・・・。
普段、雑誌とか携帯なんて全然興味無いくせに、休憩時間の度にガン見してたし・・・ん?そういえば一時すげえヘコんでる時あったな。
理由聞いたら「・・・俺、もっと言葉遣いに気をつけます。」とか言ってたけどよ・・・もしかしてアイツ、誰かにそう注意でもされたと、か・・・?なんてな!だってアイツ池袋最凶だぜ?そんなこと注意する命知らずな奴、いるわけねーよな!
おっと悪ぃ、話ズレたな。
ああ、そういえば中旬ぐらいにアイツの恋人が俺に会いに来たなー。いやいや、昼ドラ的な意味じゃなくてな。
アイツの欲しい物何か知らないか、って聞きに来たんだ。
なんだかんだ言ってもアイツ、大事に想われてんだなあ・・・
とはいえ、俺が見る限りだけどよ、アイツがすげえ欲しがってるのも見たことないし、聞いたこともなかったからよ、とりあえず無難な案として、
「お前の手料理でいいんじゃね?あいつは高級レストランとかよりそっちの方が全然喜びそうだけど」
とは言っておいたけどな。・・・・そんな、納得してなかったみてえだけど。
ああ、「『思い切って俺がプレゼント』とか言ってみれば?」なんて冗談で言ったら、
アイツ真っ赤になって「バカじゃないの!」って返ってきたよ。あいつ、意外と純なんだな~。てっきり嘲笑されると思ったんだけど。
あ、ちょっと可愛いって思ったのは内緒な。俺、自販機で死にたくないし。
まあ、結局その2つの案出せなかったけどな。
・・・いや、まあ他に案が無いっつうのもあったけどよ、その直後に標識がブッ飛んできたからな。この会話は強制的に終わったって訳だ。
まあ、「お前、俺以外にそんな顔見せんな!ト、(ああ、この場合はTさんか。)Tさんが惚れたらどうする!」って台詞はあえて突っ込まないでおいてやったよ・・・
とりあえずアレだ、今俺が考えてるのは、『次の日の惚気話をどう回避するか』だな。
そりゃあ可愛がってる後輩が幸せなのは良いことだけどよ、長時間語られると独り身には結構辛いもんなんだぜ?
・・・・・・で、クリスマス当日の本人達。
「シズちゃん、何してんの。寒いんだから早く家入りなよ。」
「き・・・・・今日は、あの、じ、助手の方いねえよな・・・?」
「なんでだよ。居るわけないでしょうが。・・・・っていうかシズちゃん、あの時俺がいない間どれだけ怒られたの?っていうかホント波江さんに何したの?俺今でも一緒に正座させれたの腑に落ちないんだけど。」
「あー、言うな。もうその事は何も言うな。つうか思い出させるな。」
「・・・・・・・・ハイハイ。あっ、ご飯今丁度準備できたところなんだ!温かいうちに早く食べよ!」
「・・・これ全部手前が作ったのか?」
「そうだよ!この俺が頑張ったんだから、全部食べてよね!」
「そうか・・・すげえな。」
「でしょう!?で、こ、この料理と・・・」
「?この料理と?」
「この料理と、お、俺自身がシズちゃんへのクリスマスプレゼントです!!」
「!!」
メリークリスマス!!
どうしてこうなった。
すごく出たがる派生キャラと戦いながら出来たクリスマス話が、これだよ!
結局静臨メインじゃねえよ!!←
本当は新羅、ドタチン、セルティの証言も書くつもりだったんですが、波江さんが思いのほか語ってくれたので、←
結局上司と部下シリーズになりました。いやこれ別にシリーズでもなんでもないんですけどね←
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