話出来てたのに、うpし忘れてたっていう・・・←
いつだったか、けいおんのバレンタインの話を観て思いついたネタです!
門田4兄妹のお話です!
しかしまたドタチン不在っていう・・・マジで誰かドタチンのネタ、ください・・・←
「ただいまー」
家に帰ると甘い香りが充満していた。
あーもうそんな季節か。そう思いながら扉を閉め、家に入ろうとしたら、
「し、新羅ァ!」
静雄が縋りついてきた。
「っぐ!ちょっ、静雄、熱烈なお迎えは嬉しいけど、君の力理解して!加減して!肩超痛い!!」
「あ、おう、悪い・・・」
うん、何だかんだ言ってもすぐそうやって言うこと聞いてくれるのは素晴らしいと思うよ、静雄。
でもこの注意何回目だと思ってるの。真面目にこの注意は今回限りで終わりにしたい。
・・・あともう1つ我侭言うなら君じゃなくて臨美に抱きついてきてほしかった。
ん?そういえば、静雄が出迎えとかすごい珍しい・・・静雄がこんな事をするって事は、
「で、どうしたの?」
「た、大変なんだ、臨美が、」
「臨美がどうかしたの!?」
やっぱり。って思ったけど、必死なって聞いちゃうのはしょうがない。玄関で座り込んで話し聞いちゃうのもしょうがない。
誰だって、可愛い妹の話になれば必死にもなるでしょ?
説明下手な静雄が言った話をまとめると。(後で国語の勉強を見てあげようと思ったのは言うまでも無い)
いつものように2人でスーパーに買い物に行き、その時にチョコレートの材料や、ラッピングなどを一緒に買った。
そこまではよかった。静雄自身、甘党だからそれをすごく楽しみにしていたから。
ちなみに臨美は僕達兄弟のチョコを一緒くたせず、それぞれ好みにあった物を作ってくれる。
うん、すごくできた妹だ。さすが臨美。
あ、話がそれた。話を戻そう。
問題は、そのラッピングの中身だった。
「俺、ちらっとしか見てないんだけど、その・・・買ったらっぴんぐ?の中にさ、1つだけ違う色があったんだ。」
「え・・・ちなみに、何色?」
「・・・ぴんく。」
「全部じゃなくて?」
「じゃなくて。1つだけ。」
「・・・・・・・・・・・」
さっき言ったように毎年、臨美は僕たちにくれるのだが、ラッピングの色はいつもブルーで。
静雄の先輩のトムさんにあげてるのも同じブルーで。
ピンクなんてもらったことも無くて。
なのに急にピンクを使うって、
っていうか1つだけピンクって、それ、
「・・・・新羅?」
「ちょっと臨美!?何それどういう事!?」
「あ、おい新羅!!」
「あ、新羅、おかえ・・・どういう事って何が?」
取り乱すのも無理は無い。だってそれ、つまり完全に特別って事だよね!?
つまりそういう人が出来たって事だよね!?
「だからっ、ピンクは誰にあげるの!?」
「はぁ?ピンクって何?」
「おい、新羅落ち着けって。」
「・・・ちょっとシズちゃん。新羅に何吹き込んだの?」
「う、いや・・・」
「静雄が、臨美がピンクのラッピングを買ったのを見たって!」
「!見、たの?」
「見た、っつーか、偶々見つけた、っつうか・・・」
臨美に睨まれて、静雄はばつの悪そうな顔をしていたが、今はそれどころじゃない。
「で、臨美。説明してくれるよね!?」
「もー、新羅落ち着いてよ。説明も何も、そのピンクは波江さんの!」
「「・・・・・うん?」」
「だーかーら!そのピンクを使うのは波江さんに使うの!わかった!?」
波江さん・・・確か臨美と仲良くしてもらってる先輩だよね。もちろん女の人で。
「「へえ~・・・そう・・・」」
「もう!2人で勝手に事を大事にして!ほら、2人ともチョコは明日!今から夕飯の準備するから、手伝わないなら、リビング戻って!」
「「お、おす!」」
なんだ、波江さんに、ね。うわー・・・今になって騒いでた僕、超恥ずかしく感じる・・・
「もう!静雄が変に騒ぎ立てるからだよ!」
「あ゛ぁ!?そりゃ新羅の方だろ!俺はただ相談しただけ、」
「うるさーい!ほら、夕飯まで勉強教えてあげるから!さっきの説明下手すぎだからね!僕の弟なんだから、せめてそれぐらいの国語力つけてよね!!」
「うっせえ!つうか結局伝わったから良いじゃねえか!」
「それは俺が頭良いからです!ほらほら、さっさとやるよ!」
と、安心したせいもあって、いつもより余計にぎゃあぎゃあ騒ぎながら2階に上がっていく私たちは気づかなかった。
++++++++
「ふー・・・危ない危ない。もうシズちゃんってば変なところばっかり見てるんだから!あ、波江さんに一応連絡しとこ。・・・・・ふふ、喜んでくれるかなぁ、正臣君♪」
本当の、ピンクの相手が誰なのかを。
けいおんのバレンタインの話みて思いついたネタでした!
っていうか皆ピンクピンク言いすぎである。←
時系列からして、『世界で1番~』より前の話です。また正臣君の事がバレてないので。
あと静雄も可愛がられてるよ!って言いたかった。←
というか、ドタチンはいつになったらまともに喋るんだ・・・
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