ワーーーイ!臨也さんのお誕生日だよおおお!!
スパコミでお祝いできなかったのはちょっと悲しかったけど、相変わらず愛はいっぱいだぜ!!
来年はもっと計画的に頑張りたいね!←
お話は静臨で、今年の静誕の続きっぽい感じです^^
拍手ありがとうございますー!コメントは明日必ず!!遅くなってすいません><
俺はシズちゃんが好きだ。愛してる。
そんなシズちゃんと昨年の暮れから付き合うことになった。付き合ってから分かった事だけど、どうやら俺達は高校生の時から好き合っていたらしく、今までの俺たちは一体何やってたんだろうと少し思ったけど、結果恋人という関係に落ち着いたのだから、まあ良しとする。
とにかく俺は8年も前からシズちゃんが大好きで、それは冷めるどころか付き合ってからシズちゃんのことをもっと知るようになってもっと好きになった。
ピンポーン
「?誰だよこんな夜中に・・・どちらさ、あれ、シズちゃん?」
『おう。中入れてくれないか?』
「え、うん。いいけど。鍵開けるからちょっと待ってて!」
そんなシズちゃんが連絡も無しにしかもこんな深夜に家に来るのは初めてだった。
いや、付き合う前は時間帯もこっちの都合もお構いなしに突然(しかもドアぶっ壊して)来るのが当たり前だったけど、付き合ってからシズちゃんは必ず連絡をくれるようになった。野蛮なシズちゃんもいいけど、紳士なシズちゃんもやっぱり超カッコいいって思ったね俺は!
「悪いな、夜分遅くに連絡も無く押しかけちまって。」
「んーん、別に寝てたわけじゃないし、気にしないでよ。待ってて、今お茶淹れてくるね。あ、でも夜だしホットミルクの方がいい?」
「・・・・・・・・・・・」
「シズちゃん?」
「ぅお!?あ、ああ・・・悪いな、気ィ遣わせて・・・」
「ああ、うん、別にそれぐらい構わないけど・・・とりあえずソファーにでも座っててよ。」
「ああ・・・・」
そんなシズちゃん大好きな俺がシズちゃんを追い返すわけがなく、すぐ家に上げた。・・・まではいいんだけど、どうもシズちゃんの様子がおかしい。
普段携帯なんて全然気にしないシズちゃんが頻りに携帯を開いてなんかチェックしてるし、なんかそわそわしてるし、かと思えばさっきみたいにボーっとしてる感じにも見えるし・・・とにかくおかしい。
しまいには、
「それにしても連絡無しに来るなんて珍しいね。最近じゃちゃんと連絡してくれたのに。何かあったの?」
「・・・・・・・・・・・・」
無視までし始めました。
なんなのなんなの!本当に何しに来たのこの男!!シズちゃんの事好きだけど、無視するとかいただけないな!
だって無視される理由が無いし!俺『まだ』何もやらかしてないし!!嫌がらせとかそん・・・・・・あ。
もしかしてシズちゃん、俺と、別れたい、のかな。
もうこんな性格歪んでる奴なんかの相手したくないのかな。ぼっちの相手するの疲れちゃったのかな。
俺にもう飽きちゃったのかな。
そうだよね、今シズちゃんの周りにいっぱい人いるし、皆シズちゃんの事大好きだし・・・・皆俺の事大嫌いだし、そんなの俺なんかといるより、皆といる方が楽しいし、嬉しいに決まってる。
携帯を頻りに見てるのは皆に『早く別れろ』って急かされてるからなのかな。
・・・・・・やっぱり俺なんかじゃシズちゃん楽しくなかったのかな。嬉しくなれなかったのかな。幸せじゃなかったのかな。
俺ばっかり、だったのかな。
「よし!なった!臨也、たん、あぁ!?おま、何泣いてんだよ!?」
「え?あ、あれ・・・・」
ようやくシズちゃんは携帯を閉じて、笑って俺の方を見てくれたけど、泣いてる俺を見てすごく驚いた顔をしていた。
っていうか、俺自身、シズちゃんに指摘されるまで泣いてるって気づかなかった。
あ、やばい、どうしよ、自覚したら止まるどころかなんか止まらくなってきた。
同時に、自分の気持ちも。
「やだ・・・やだよお・・・」
「え?何がだ?」
「俺・・・っひっく、俺シズちゃんと別れたくないよっ・・・俺ばっかりじゃなくっ、て、シズちゃんの事も、ちゃんと楽しくさせる、し、嬉しくさせるし、し、しあっ・・・っく、幸せにちゃんとするからっ・・・だから、別れるなんて言わないでっ・・・」
やだなあ、俺。重いよ、重すぎるよ。
そんな事言われたって、シズちゃんを困らせるだけなのに。シズちゃんがドン引きするだけなのに。
最後までシズちゃん困らせてどうすんだよ俺。これじゃあ今までと一緒でシズちゃんの優しさに付け込んでるだけじゃないか。ダメダメ!最後は笑って終わらせないと!
そう思って袖で目を擦ってたらシズちゃんに腕を掴まれて止められた。
「馬鹿。そんな強く擦ると赤くなるって何度も言ってるだろ。」
代わりにシズちゃんの指が優しく、俺の涙を拭った。笑いを堪えながら。
・・・・・・ん?笑い?
「ぶっくっくっく・・・・あ、ワリ」
「ちょっと!なんで笑ってんの!確かに引くような事言ったけど、笑うことないじゃんか!こっちは真剣に、」
「いや、ちげえって!馬鹿にしてるとかそういうんじゃ・・・それもちょっとあるけど、悪い意味じゃねえって。なんつうか、臨也は俺が大好きなんだなー、って思ったら嬉しくてつい笑っちったんだよ!」
「やっぱり馬鹿にして・・・・!えっ・・・う、嬉しかったの?シズちゃん」
馬鹿だって、気持ち悪くて、笑ったわけじゃないの?
「そりゃあ、嬉しいに決まってんだろ、あんな熱烈な告白。俺が別れを切り出すと思ったっつうのはムカついたけどよ、まあイイもん聞けたし、そこは許してやるよ。」
「えっ、だって別れ話言うために来たんじゃないの・・・?」
「だーかーら!なんでそうなんてんだよ!!俺から別れるとかありえねえっつうの!・・・まあ手前から言ってきても認めねえけど。」
なにその最後の台詞ちょっと怖い。って、え、別れ話じゃない?じゃない、のに、俺は勝手に暴走して、泣いて、あんな、あんな・・・・・・・
~~~~~~~~~っっ!!
うっわ、うっわ!恥ずかしい!すごい恥ずかしい!!恥ずかしすぎて、顔が、
「お、手前の顔すげえ真っ赤。」
「う、うるさい、うるさい!!じゃあこんな遅くに連絡も無しに何しに来たんだよ馬鹿あ!」
「そりゃあ・・・あああ!そうだ、すっかり忘れてたじゃねえかよ!臨也ァ!」
「だから、な」
「誕生日おめでとう。愛してる。」
なんなの、っていう前に言われたその言葉。わ、わー、シズちゃんからの『愛してる』とか超貴重じゃない!?っていうかえっ、
「たん、じょうび・・・・?」
「あ?今日、5月4日は手前の誕生日だろが。」
ああ、そういえばそうだ。すっかり忘れてた。あれ、でも今日3日・・・あ、もしかしてもう12時過ぎたのかな?えーと携帯、
・・・・・・・・・・・・・・・
「・・・・・・ねえ、シズちゃん、もしかしてさっきまでそわそわしてたり、頻りに携帯見てたのは、12時になるのを待ってたから?」
「う、うるせえな!この間の手前みたいに、俺が1番最初に手前におめでとうって言いたかったんだよ!!」
そう言って今度はシズちゃんが赤くなった。もしかして今になって恥ずかしくなってきたのかな?シズちゃんの誕生日の時の俺みたいに。
「・・・・ブハッ、っくく・・・し、シズちゃんにも可愛いところあるんだね~!」
「な、うっるせえな!大体可愛いのは手前の方だろうが!泣きながらあんな告白してきやがって!」
「あっ、あれはもう忘れてよ!!」
「嫌だ。絶対忘れねえ。・・・おい、もうこんな時間だからもう寝るぞ。明日は予定がビッシリ詰まってるんだからよ。」
「えー、何?何してくれんの?」
「バーカ、んなの明日のお楽しみに決まってんだろうが。」
そう言ってシズちゃんは俺の手を引っ張って一緒に寝室に入っていった。
俺はシズちゃんが好きだ。愛してる。
俺は8年も前からシズちゃんが大好きで、それは冷めるどころか付き合ってからシズちゃんのことをもっと知るようになってもっと好きになった。
だから、
「し、シズちゃん・・・その・・・今日は、その・・・もうちょっと、シズちゃんとラブラブし、たい、な?」
「・・・・・・・・手前、今言ったのもう取り消せねえからな!!」
そんな事されて、そのまま寝るなんて、出来るわけなかった。
そして夕方。
パーティーの企画をしてくれた新羅に嫌味を言われたのは言うまでもない。
(っていうかあれこれ既視感?)
そんな感じで臨也お誕生日おめでとーーーう!!
飽き性の私がまさか2回目のお誕生日をお祝いできるとは思ってなかったよ・・・・これからも好きでい続けるぜ!!
静雄さんに幸せにしてもらえよな・・・!!
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