明日は晴れがいい。

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「で、デリック！！わ、私とポッキーゲームしませんかっ！！？」

日々也に電話で「今すぐ会いたいから臨也さん家に来てくれませんか！？」となんだかスゲー気合いの入ったお誘いを俺が断るはずもなく、っていうか「今すぐ会いたい」とか言われたのなんて初めてで、全速力で臨也さん家に向かい、勢いよくドアを開けたら顔面スレスレまで何か物を突き出され、そう言われたのだ。

ちょっとビビったのはヘタレに思われそうなので内緒です。

っていうか、ああ、そうかこれポッキーか。これで、ぽっｋ・・・・え？え、えええ！？

「えっ、えと、その、ひっ、日々也、さん？その、ぽっ、ぽぽぽポッキーゲームってどういうのか、知ってｒ」
「もっ、もちろん知ってます！！ふ、二人で両端からた、食べていくんでしょう！？そっ・・・それをちゃんと理解してデリックにお願いしてるんですっ！！」
「あ、う、そ・・・そっか。」

やべえ嬉しい。すげえ嬉しい。
嬉しい、・・・・・・あれ、なんで日々也がポッキーゲームなんて知ってるんだろう？・・・・もしかして、誰かにハメられたのか？

「さ、さあデリック！しましょう！！」
「うぇ！？あ、えっと、その前に、さ、日々也がそんな積極的なんて珍しいじゃん？だ、誰かに言われたの？」
「・・・・・・・・・・」

あ、あれ、なんで？なんでそんなショック受けた顔してんの！？なんで！？
やっぱりサイケ兄さんあたりに何か言われたのか！？だから無理にそんな事、

「・・・・ひっ、・・・ひっく、」
「！！！？」

な、なんで泣き出すの！？やっぱり相当嫌だったのか！？自分で言っててヘコむけど！！

「ひ、日々也、どうし、」
「だ、だって、デリックが、中々私としてくれないからっ・・・そ、それってつまり、私の事恋人だって認めてないって事じゃないですかあああ！！」
「ええええなんでそうなんの！？」
「ろ、ろっぴさんが言ってたんです。今日ぽ、ポッキーゲームは本物の恋人としかじゃないとやっちゃいけない日で、断られたらそれはつまりこっ・・・恋人として求められてない事になるってえええ！」

あ　の　野　郎

「わっ、泣くな日々也！落ち着け！俺はちゃんと！！日々也の事大好きだから！！愛してるから！！認めてねえとかそんな事ありえねえから！！」
「ほ、ほんとう？」
「おっ、おう！あっ、あたり前だろ！？」

う、わー、なんか、俺今すっげえ恥ずかしい事言った気がする…！
でも本当の事だからな、うん。しょうがねえよな。
っていうか、それよりも日々也がそう考えてくれてた事が嬉しくてしょうがねえ。
・・・・どうしよう、今、すごくしたい。今すごく、日々也とちゅーがしたい。

「日々也、あのな。六臂が言ってた事は嘘だ。そりゃ、今日はこの菓子の日って言われてるし、そういうゲームもあるけど、そういう決まりなんて元々無えんだ。」
「え・・・・・・～～～～～！！？わっ、私はろっぴさんに、からかわれたのですか！？そんな嘘をわ、私はまんまと信じてあんな恥ずかしい事を・・・！！」
「でも俺は嬉しかったよ。日々也が、俺の恋人でいたい、なりたい、って思ってくれてるのがすごい伝わって嬉しかった。だから、今度は俺から言うね。

日々也、お、俺とポッキーゲームしてくれませんか？」

「・・・・・・・・・・・・」
「あ、いや、その別にポッキーを挟まなくてもいいんだけど、ってそうじゃなくて、その、日々也自身その、俺とのき・・・・・が嫌なら断ってもいいんだけどさ！」
「いっ・・・いやじゃないです！私も、認める認めないとかそういうの関係なく、デリックと、し・・・したい、です。」
「日々也・・・・」


静雄と臨也さんみたいなエロいちゅーでもないし、一瞬だけのちゅーだったけど、それでも今の俺は、世界一の幸せ者だと思った。
・・・・・・しょうがねえ、今回の六臂の悪事は月島にバラさないでおいてやるか。うん、俺って良い奴！


─翌日─
「デリック君！六臂さんがまた昨日みたいに日々也君を困らせたら、容赦無く僕に知らせてくださいね！！お仕置きしますから☆」
「え、ええええなんでお前がそれ知ってんのっていうかお仕置きとかイイ笑顔で言っててもこええからお前の場合！！」

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お、オチて、ない・・・・・けど気にしてないでくださいね！←
ちなみにソースは日々也さんですね。うっかり月島に全部話しちゃったんですね。←
っていうか最終的にポッキーそんな関係無いなっていう・・・・