From:岸谷 新羅
Sub:今日のいざや
やあ!1週間切ったけど、誕生日企画ははかどってるかな?
何か噂で君が臨也を探し回ってるって聞いたけど、そんなわけないよね!
今の今まで何にも言ってないのに、今更になって臨也に直接聞くとかさすがに静雄でもそんな子供じみた事するはずないよ!僕信じてるから!
そうそう、今日臨也は来良の子達と遊んだみたいだよ。
あれだけファストフード嫌ってた奴がさー、「皆で食べたらそんなに不味くはなかった・・・」って言ってたよ。
結構臨也も単純なんだね。
あと今日生まれて初めてプリクラを撮ったらしいよ。
見せてもらったけど、やっぱり写真写り良いよね臨也。ああ、あと初めて撮ったからか、すこしはにかんだ感じだったかな。
ま、君も4日に見せてもらえばいいよ!
じゃあ、今日はこの辺で。計画、頑張ってね~(^□^)ノシ
新羅
こういう時って、どうすればいいのでしょうか。
「ねー、紀田君に帝人君、それ、いつまでやるつもり?」
「もうちょっと!もうちょっとなんです!」
「そうっす!あと少しで取れるんです!もうちょっと待っててください臨也さん!杏里も悪いな、もうちっと待っててくれ!」
「は、はい・・・・」
池袋のとあるゲームセンター。
私と・・・・そして折原さんは、ゲームも何もせず、ただただゲームに奮闘してる竜ヶ峰君と紀田君を見つめてるだけだった。
『そっ、園原さん!明日ひ、暇?暇なら園原さんも一緒に僕達と遊ばない?』
昨日の夜、竜ヶ峰君からそう電話で誘われて、暇なのに断るのもどうかと思いその誘いを受け入れた。
『僕達』って言ったから、てっきり竜ヶ峰君と紀田君だけかと思ってたのに、そこにはもう一人知り合い・・・・・とまではいかない、本当に顔見知り程度の人がいた。
「あれ?杏里ちゃんも誘ったの?」
「あ、えっと・・・・」
「そんな怯えないでよ。ちょっと吃驚しただけだからさ。」
折原臨也が、そこにいた。
私は折原臨也は好きじゃなかった。私達の関係を無駄に引っ掻き回そうとしているからだ。
でも・・・・最近の彼は、依然と少し違う気がする。
なんだか、なんとなくだけど・・・・
「ごめんね、杏里ちゃん。俺が『あのゲームで景品取ったこと一度も無い』なんて言い出したばっかりに」
「・・・・・・・・・・」
「?どうしたの?」
「あ、いえ、臨也、さんは私の事嫌いだと思ってたから。」
「え?ああ、違うよ。俺が嫌いなのは罪歌。杏里ちゃんじゃないよ。」
「そうですか・・・・・」
そう言って笑った彼の顔は、以前見たような嘲笑ではなく。
なんて表現したらいいのか、分からないけど、
ああ、この人もこんな笑い方ができるんだ、って思った。
「とっ・・・・・とったどーーーーー!!」
「取れました!取れましたよ臨也さん!園原さん!!」
「えっ、本当!?ごめん見てなかった。」
「すい、すいません、私も・・・・」
「ええーー」
「おいおいちょっとお!俺達がどれだけ頑張ったと思ってんすか!まあ、いいや取りあえず記念写真撮りましょ、記念写真!」
「写真?・・・・ってああ、プリクラね。」
「プリクラ・・・そういえば僕撮ったこと無いなあ。」
「あ、俺も。」
「私は・・・張間さんと1回だけ・・・」
「何ぃ!?この現代にそんな天然記念物並みの奴がここに3人もいるとか・・・・!帝人と杏里は性格上わかるけど、臨也さんはアレでしょ、ぼっちだからでしょ。」
「うわ何コイツ殴りたい。」
「冗談っすよ冗談(半分)!ま、とにかくプリクラに向かってレッツゴー♪」
2回目のプリクラは女子は私一人だけだし、二人は大切な友人だけど一人は年上で顔見知り程度の人という少し奇妙なプリクラだったけど、
でも初めて、また彼等と撮れたらいいな、なんて思った。
悩んだあげく杏臨ってなんなん・・・・・帝臨か正臨かどっちかで悩んでたはずなのに杏臨っておま・・・・
しかも時系列がなんかぐっちゃりしててすいません。
そういえば臨也が罪歌とやりあったのは黄巾族編だった・・・・!正臣いないじゃないか・・・!と気づいた時にはもう大体書き終わってたという・・・・まあ、そういうもんだよね、2次創作って!!←
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